少食仲間よあつまれー!少食の地位を向上させたい。
「みんな、おいしいものをお腹いっぱい食べたい!」
「たくさん食べるのは、いいこと!」
当たり前のように、メディアや飲食店はグルメ情報を発信し、人々はこぞっておいしいものをたくさん食べることを幸せなこととしている。
一体どうして、上記のことが「大前提」なんだろう?
わたしは、少食です。
強い意志で選んだのではなく、体質や体調ゆえの少食。だから、この大前提に気がつき、生きづらさを感じていました。
どういうことか?「少食」は、共感されづらい、仲間がいない、立場が弱い、場合によっては申し訳ない・・・
(このボリューミーなサンドイッチは、1切れでお腹いっぱいです。なんで2つセットやねんーという心の叫びは日常茶飯事。ちなみにこちら、七里ガ浜のPacific DRIVE IN。休日気分を存分に味わえます!)
*少食、ほっといてくれ。
必ずと言っていいほど、会う人会う人に「少食だねー!」「もっと食べないと痩せちゃうよー!」と言われます。心配は自分1人で十分なので、ほっといていただけると助かります。
*外食の1人前の量が多い。
だいたい、人それぞれ全然違うのに、どうして1人前が決まっているのか。「残さず食べましょう」が染み付いているので、残すのが本当に嫌(食べられないので残すけれど)。逆にバイキング形式では料金の割に全然食べないのでもったいないとしか思わない。ああ、どうしてくれよう。本当に、外食は苦手です。
パンやおにぎりは量をコントロールできるし、カフェの軽食は量が少ないと分かっているので、とーっても気楽。外食を選べるときは、パン屋かカフェです。
食べ方ってすごくデリケートな、超個人的な事情だと思うんです。それなのに、個人の見解、社会でまかり通っている見解を、なんの疑問もなく伝えてしまう人が多いということ。
食べるということが誰しも関わる当たり前の行為ゆえに、”個人の事情に立ち入っている自覚”や、”距離感に注意を払うこと” がないのかもしれない。
(もちろん、明らかに体に悪そうだったり変だったりしたら、突っ込んでもいいと思います。)
みんな、食べるのが大好き。これ、共感できます。
もりもり食べる人、気持ちがいい。分かります。
おいしいものをたーくさん食べたい!ボリューム満点大好きな男子!スイーツ大好き女子!知っています。
ただね。
当たり前と思うなよ。
と、言いたいんです。
慢性的に胃の不調で食べられない人、病気で食べられない人、その他事情ある人。見えないだけでたーくさんいます。
「当たり前で意識する機会がないこと」は、実は、他者への理解、社会問題の解決の糸口、自分の深い部分と向き合うヒント、など、ものすごく可能性に満ちていると思います。今回は少食が例ですが。
きっとね、どこでも「自分」を出せるタイプの性格なら、そんなに気にならないのかもしれない。自分はこうだから、って。でも、そうじゃない。だから気にするのは仕方が、なーい!!
とはいえすぐに治らないし、今とにかく、少食が生きづらい。
それならば、
「少食はカッコいい」がブームなればどんなに嬉しいことかっ!
少食を流行らせたい。
「断食」や「ジュースクレンズ」なんか、ファッション感覚で流行っていますよね。なんならそんなんでも、いいです(笑)。認知が広がるなら。
認知が広がれば、例えば、お店でオーダーするときに「少なめにしてください」ってすごく言いやすいと思うんです。
スタバでコーヒーを少なめにと注文したら、顔なじみの店員さんに「えー、どうしてですか?ミルク入れるなら大きいカップに入れますよ!」と言われてしまって、もぞもぞ。
コース料理で、メインの料理(美味しいお肉)を少なくしてくださいと伝えたところ、驚かれてしまい、居心地悪くなったり。
そんな状況が減ってくれるなら、めちゃめちゃ嬉しい。
朝食抜く派なんだよね、くらいライトに伝えられる世の中になったら、めちゃめちゃ嬉しい。
そもそも、こんなに飽食なのはここ数十年のことにすぎないのに、ね。
あー、少食、生きやすくなりますよう!!
少食について語りだしたら止まらないので、また続きを書きます^^
(※ちなみに、現在は体質改善のために漢方薬で気長に治療中です。体質改善については別途まとめます。)